たくさん写真を撮っているのに家には家族の写真がない...と
財務大臣から言われました。
写真は山ほどパソコンの中にあるのですが、家族の写真はほとんど
プリントしないので、そう思われてもしかたないと思いました。
そこで、うちの愚息も今春中学入学という節目なので生まれてから
12年間の歩みを一冊のアルバムにしようと思いました。
ボクは過去12年間の写真をすべてデジタル化していて、総数8万枚あり、
フォトブラウザを使って眺めているといろいろなことに気づきました。
たった12年間でも時代時代によって写真の品質の違いがとても
大きいのです。
特にデジタルカメラの品質向上がすごいのです。
それはそれでよいのですが、家族の写真をプリントする観点から見た時、
赤ん坊のころの写真がボロボロで最近のがめちゃ画質がいいという
ことになり、いまひとつです(涙)。
ボクは新しいもの好きで子供誕生と同時にデジカメを買い、子供の写真を
撮り始めましたが、ちょっぴり後悔してます。
12年というスパンで写真画質を見るとフィルムが一番安定してますね。
急激なデジタル写真の品質向上がみられた最近4,5年は別として、
子供にわたしてあげる写真という観点からみると
生まれてからフィルムで撮影してあげたかったなぁと思います。
■ 1997年・・・80万画素デジカメ時代
この年に愚息が生まれたのですが、ほぼ同時にEPSONから画期的なデジカメが
発売されました。80万画素(1024x768)機でなんと10万円を切るという
CP-500というカメラです。
当時としては凄い製品だったのですが、今、その写真を見るとなんとも
しょぼい...
1024x768なので、プリントするにしてもやっとL版....
↓ なんだかブラウン管テレビの画面を撮影したような感じ...
* トリミング済み
■ 1998年・・・APSフィルム時代
1年くらいCP-500を使っていたのですが、シャッターラグが大きい、電池がすぐ
なくなる云々でいやになってしまい、フィルム機に変えてしまいました。
オリンパスのセンチュリオンというなんともスパルタンな名前のAPSカメラです。
3年くらい使い、5,60本撮影しました。
このフィルムは業者に頼んで全部デジタルスキャンしてもらいました。
↓今でも十分通用する画質。つぶつぶ感がいかにも銀塩っぽい
■ 2001年・・・コンパクトデジカメ時代
そろそろデジタルもフィルムに追いついてきただろうと思い、IXYを何台か
使いました。フィルムと比べると互角か若干落ちる感じの画質です。
IXYの200万画素機から400万画素機を使いましたが、後悔しているのは
当時、メモリーの値段が高かったので低画素(640x480)で撮影している
もの多く、L版でプリントするのも難しいようなファイルがたくさん
あることです(涙)
■ 2004年・・・デジタル一眼レフ時代
初めてデジ一を買いました。
CANONがKiss Digital、Nikonが今でも愛用している人がたくさんいるD70を投入し、
他社も次々に600万画素・10万円台の機種を投入し、一気に普及した年でした。
このころからボクのアルバムの写真品質は安定し始めます。
つくづく思うのは、今、小さい子供がいる人はうらやましいなぁということです。
子供たちにきれいな写真をたくさん残せてあげられますよね。