今朝は子供を送りに行った後、ヒマだったので、新宿・四谷へ写真展巡りへ行きました。
といっても、月曜・休日は自主ギャラリー系は休みなので、新宿ニコンプラザとコニカミノルタプラザだけ。
新宿ニコンプラザは大当たりでした。
太田雅康写真展「街路図」と佐藤健吾写真展「サイレント・フィクション」で、両方とも東京の街をテーマと
したもので、しかも街のとらえ方が対照的なのでとても面白い。
街路図の方は、下北、自由が丘、吉祥寺などの街撮りスナップで、カラーのトーンが少しオレンジっぽくて、
人、電線、看板、自転車がゴチャゴチャとして、日本というよりアジアの繁華街みたい。
サイレント・フィクションの方はデジカメ・ウォッチにも紹介された写真展で、水没した東京のイメージを
作り上げています。水没した街には人っ子一人写っておらず、高層ビルが水上に静かに佇んでいる
様はまるで墓標のよう。
次にコニカミノルタプラザではアサヒカメラなどでよく写真を目にする中藤毅彦さんの「-サハリン-」、
中嶋太一写真展「龍の流れし夜」、上野雅之写真展「砂漠の人」の3展。
印象に残ったのは「砂漠の人」でした。
この人は実際にインドの砂漠の民家に住み込んで写真を撮影しており、砂漠の民との距離の近さが
写真の迫力を増しています。ボクのように街撮りスナップばかりやっている人間は、どうも物事の
表層をなぞるだけな感じの写真ばかりなのですが、そういうのとは全然違います。
と、2か所まわっただけでサクっ吉祥寺に戻りましたが、短いながらもなかなか充実した写真展巡りでした♪