K20DからK-7に乗り換えて感じたことがあります。
ほとんどすべてのスペックでK20Dを凌駕していることを体感したのですが、
夜間撮影(ISO800)のノイズについてはあまり変わらないのではないかと....
そこで気づいたことが2点ありました。
一つめはK20Dでいい絵をたたき出すにはカスタムイメージ設定が大切だということです。
K20D/K-7は中級機なのでパラメータをきちんと設定することで思い通りの絵がでます。
ボクのK-7標準設定はカスタムイメージ「雅」。これは赤や緑など、ちょうど神社などでよく
見られる色彩をきれいに見せるモードです。
ボクはこれが大好きでほとんどの撮影場面で「雅」を使っています。
また、パラメータを
- 彩度 +1
- コントラスト +1
- シャープネス(ファインシャープネス) +2
と設定し、さらに鮮やかにくっきり見えるように設定しています。
ファインシャープネスは通常のシャープネス処理と異なり、輪郭を一律強調するのではなく、
繊細な模様(たとえば鳥やネコの毛など)にはそれなりのやさしいシャープネス処理を
かけるというK20D時代からの目玉機能です。
二つめは、K-7の体感フェアで聞いたのですが、ファインシャープネスの弊害です。
ノイズが発生する場面でファインシャープネスをかけると、ノイズの輪郭にまで
シャープネスがかかってしまい、ノイズが目立ってしまうということです。
そこで、USER設定に、ふだんと同じ「雅」
パラメータとして
- 彩度 +1
- コントラスト +1
- シャープネス(通常の”シャープネス”) +1
を割り当て、夜間撮影用としてみることにしました。
シャープネスを+1におさえ、なおかつファインシャープネスを停止して普通のシャープネスに
しています。
↓ 新宿京王デパートから見る副都心。
ちなみに3枚とも片手持ちです(左手は傘でした)。
SSは1/20から1/15でした。
手ぶれ補正、合焦精度もいい具合で、シャッターを押すのが気持ちいいです
↓ 吉祥寺の夜間工事
↓ 配管をのぞきこむ人
比較テストした結果でないので、厳密には何も言えないのですが、
このUSER設定で自分の満足いく結果が得られました。
それと、K20Dよりも夜間の合焦時間が速く、サクサク撮れるのがなんとも気持ちイイです。