今日は朝から女房子供が外出していて、のびのびできる日でした。
頼まれていた洗濯物を干した後、カメラを鞄に入れて、いざ出陣。
まずは井の頭公園の散歩から。
天気もよく、暖かくなったせいでしょうね。
たくさんの大道芸人、露天が出てました。
その中に、俳句を書いた札を売っているお店がありました。
そのおじさん、どこかで見た記憶あり。
そうだ、そうだ、そうだ、ハモニカ横丁の居酒屋で隣同士になり、しばし歓談したことがある
俳号”玲都”さん。
こんにちは、と挨拶をし、これも何かの縁とばかり一句買いました。
”生きてるかまだ生きてるのかこの街で” by 玲都
青息吐息で働きながらなんとか生きてるボクを詠っているみたい(涙)。
リフレインと「か!」という力強さが好きです。
季語がないので、俳句とはいえないかもしれませんが....とおっしゃってましたが、
気持にバチッと合えばそんなことはどうでもよいのです。
↓ 住宅街で見た光景。
さて、吉祥寺を後にして、新宿ペンタックスフォーラムから、四谷三丁目のルーニィまで
写真ギャラリーをテクテク...
結構な運動になります (^_^;)
全部ご紹介するのは大変なので今日は3つをご紹介。
まずひとつめ
■ 物江 章 写真展 「飯豊連峰 悠久の稜線」 ~ 5/4(月)まで in ペンタックスフォーラム
最近、写真額・マットマニアと化しているボクはドギモを抜かれました。
もちろん写真の美しさにもですけど。
全紙大の作品をニスで塗られた厚さ1cmm、幅10cmくらいの板材が囲っているのです!
昔は風呂場に板材のスノコがあったと思うのですが、あんな感じの板です。
マットはありきたりの白や黒でなく、飯豊連峰の写真に合わせて濃い緑やグレーなど色とりどり。
店番として作家の奥さまがいらしたので、いろいろ質問...
「この額は作品にあわせて特注したんですか?」
「いいえ、主人の手作りです」
「この額を通してみると、まるで山小屋から飯豊連峰を見ているようで、とても感動しました。
山や、風景の写真を見ることは多いのですが、マットや額にここまで拘りのある展示は初めてです」
「主人は写真だけでなく、額も含めた全体を自分の作品と考えています」
なんだかかわいらしい素敵な奥様でした。
次に隣の高層ビルに行き、エプソンのギャラリーへ
■ 船尾 修 写真展 「カミサマホトケサマ」 ~ 5/24(日) in epSITE 1
ボクは日本の昔からの習俗に大変興味があって、ある土地に伝わるお祭りとか、習慣といったことを
知るのが好きです。
作家は不思議な祭礼が数多く残る大分県・国東半島へ移住して取材。
その集大成がこの写真展です。神仏習合的な日本人の心の原郷、といった解説がありますが、
まずは行って見てみてくださいな。
なつかしく、そしてお祭りをしている人たちがなぜかうらやましくなる気分になりました。
ところで、以前も夕張や遠野に移住して写真を撮っている作家さんの作品を見たことがあるのですが、
船尾さんも含めて現場に密着して撮られた写真って、とっても力があります。
次に四谷三丁目のルーニィへ。
■ 池本 さやか写真展「海の中の大きな時間の流れ」 ~ 5/10(日) in ルーニィ 24x7
この写真展は先週末に「私の青空展」講評会があった時に、篠原さんから、海中をモノクロで
撮った写真展をやるから来てね、と紹介されたのでさっそく参上。
この写真展はなぜか入れ替わりたちかわり人が入り、狭い展示室がいっぱいいっぱい状態でした。
人気があるんですね。
海の写真と言うと通常はカラーなんですが、この写真展はなぜかモノクロ。
モノクロで見ると海でないように見えるのが不思議。
小魚の大群は舞い落ちる木の葉のように見えるし、珊瑚礁は山と森、上を舞うのが鳥でなくカメなので
海とわかる感じですね。
海中写真=カラー写真という固定観念をぶち壊され、新しいことをやってみるのは面白いな、という
すがすがしい気持ちになりました。
連休中、ボクは東京を離れますが、東京にいる方、来る方、ぜひぜひ写真展めぐりを
お楽しみくださいな。
↓ ルーニィの前の花。なんて花だろう?