昨日、読んだ「生物と無生物のあいだ」があまりにもおもしろかったので、
会社が終わった後、本屋で同じ著者の本がないかと思って、書棚を見ていたら、
発見、発見 !(^^)!
狂牛病の話だけではなく、昨日の本のテーマ、「生命とは何か」という2つのことが
二重らせんのように絡み合いながら、テンポよくストーリーが進みます。
この本でもシェーンハイマーの生命の動的平衡説をとりあげて、われわれの生命の実相を
わかりやすく記述しています。
肉体は下界と隔てられた実体があるように感じられるが、分子のレベルでは、たまたまそこに密度が高まっている、分子のゆるい「淀み」でしかない。しかもそれがは高速で入れ替わっている。
なんだか、東洋的ですね。
狂牛病については、プリオン説の説明をしています。
プリオンってDNAを持たない自己複製が可能なタンパク質で、もしこれが証明されれば、まったく新しい病原体の存在が認められることになります。
新聞やTVで何回も「プリオン」って聞いたけど、今やっと意味がわかりました。
また、まだまだプリオンタンパク質犯人説そのものが、有力な学説のひとつにすぎないことも
わかりました。
うーん、世の中わからないことがまだまだたくさんあるなぁ。
この本も今日じゅうに読めちゃいそうなので、
たった今、Amazonで福岡先生の本を注文しちゃいました。