だいたいにおいて、モノクロ写真のプリントのよさとか、妙味というのに、ボクは音痴です。
そーゆー話が出るといかにもわかったソブリをしたり相槌をうつのは得意です(笑)。
で、この写真展も評判が高かったのですが、腰を上げるまでには至らずでした。
ところが、昨夜のビューイングの様子がFacebookにアップロードされていて
ボクの知り合いが絶賛しているので、どんなもんだろうと行ってみたのでした。
ところが、こんなボクでも入館して一枚めの作品の前に立った途端、
思わず声をあげてしまうほどでした。
コントラストのある写真なのに、キツくない。ふわっと柔らかく光ったような明るさ。
被写体はどこにでもある植物にすぎないのにこんな写真は見たことない...
どうしたらこんな写真になるんだろう?
ギャラリーのKさんに聞くと、これは神業に近いプリントで、仮に本人がご存命でも同様の作品をつくりあげることはできないだろうとおっしゃっていました。
高い技術、並外れた集中力、そして若干の偶然が生み出した奇跡の作品群なのです。
この写真展、写真をやっている人なら絶対行ったほうがいいですよ。
11月2日までです。