GWも最終日。
GWの中盤にちょっとパソコン関係で焦ったことがあったのでメモります。
ボクはデジカメ写真をPCにUSB接続した2台の外付けHDDに保存しています。
1台を常用していてもう一台はバックアップ用です。
撮影を終えて帰ってきてPCに写真を落とそうと思ったのですが、どうもハードディスク(HDD)の
様子がおかしい。
HDD中のフォルダもアイコンも見えるのですが、開こうとすると途方もない時間がかかります。
前は一瞬だったのに...
調子がおかしいということで早速トラブルシューティングにかかりました。
問題点がありそうなのは次の4点ということで問題を絞り込んでいきました。
① PCそのもの。パフォーマンス劣化。デバイスのロック etc...
② USBケーブル・ハブなど接続経路
③ HDDコントローラ(HDD本体側とHDDケース側)
④ HDD本体
まずは①、②を疑い、パフォーマンスモニターを見ても、CPU/MEMORYガラ空き。
ディスクにキュー待ちが発生していてPC本体はHDDが仕事を終えるのを待っている状態でした。
また、②についてもケーブルを変えたり、USB HUBを経由せず直付けしても状況変わらずでした。
ここで原因は③と④になるわけですが、頭を抱えてしまいました。
まず③ですが、ここは可動部分が少なく初期不良以外滅多に故障はないのです。
次に④です。ここはもっとも障害が発生する確率の高い部位なのですが、今回の症状は④ではないような気がしました。
HDD内には昔のレコード盤のように、円形の磁性体が高速回転していてレコード針のような針が磁性体を読み書きします。レコードと違うのは、レコードがレコード針と接触しているのにたいし、HDDの針は中空を浮いています。
その精度は、滑走路の上空1ミリメートルにジャンボジェットを飛ばすことに例えられるほどです。
すなわち針が磁性体に接触した瞬間、ディスクはクラッシュし、一切アクセスできなくなります。
これは比較的ポピュラーな事故で、最近、界面活性技術、加工精度の向上で少なくなってきていますが、やはり構造上、ゼロにすることはできません。
今回の症状と違うと感じたのは、ボクの場合は、遅いとはいえ、一応ファイルアクセスができるからです。HDDクラッシュの場合はそもそもOSからHDDが見えなくなる場合がほとんどです。
そこで基本に立ち返り、Windows のイベントログを見てみました。
あるはあるは、HDDコントローラに関するエラーが出まくってました(汗)。
ここで頭に浮かんだのは渡辺真知子の名曲「
かもめが翔んだ日」です(笑)。
年齢がわかりますね...
この段階で、もう、設定やなんかで逃げられず、HDD交換しかないことを悟りましたし、今はなんとかアクセスできていても早晩全くアクセスできなくなることもわかりました。
人間に例えれば末期ガンのようなものでした。
また、このディスクにはまだバックアップディスクにコピーしていない連休中の写真が保存されており、今ディスクがぶっ飛ぶと連休中の撮影が一切無駄になることがわかりました。
約10Gの写真ファイルを、祈るような思いでバックアップディスクへのコピーが終わるのを待ちました。
その間、なんと10時間...
壊れたHDDを廃棄した後、ストックしてあった1T ByteのHDDをPCに繋ぎ、なんとか原状復帰しました(汗)