4日ぶりの書き込みです。
ネタが尽きたのではなく、仕事が少々きつくなったのと暑過ぎてクーラーのないボクの
パソコン部屋に入るのが辛かったからなのです。
さて、荻窪の続きです。
通りを歩いているとボクの横をさっ~と通り抜けて行きました。
今は珍しいリアカー。
しばらくテクテクしていると件のリアカーが止まっていました。
電動自転車にひかれ、なかなか現代的です。
狭い路地を縦横無尽に走れる自転車+リアカーを使うなんて合理的です。
クロネコ便、やるなぁと思いました。
話は全然変わりますが、帰宅途中の本屋で見つけたmorishige yasumuneの写真集
「Photographs」は不思議な魅力がありました。
A5変形サイズの装丁に1ページに一枚Lサイズの写真がえんえんと続いているだけ。
おそらく中央線沿線と思われる街、公園、家の中の特にこれといった特徴のないショットが
続きます。
写真から、写真家の意図や、テーマ、感情といったものは何一つ読み取れず、淡々と
続いているだけです。
なんだかとってもネガティブな印象をもっているように思われるかもしれませんが、
そうではなく、ページをめくるリズムに心地よささえ感じるのです。
世の中、成果、意思、意志、意図、テーマ、意見 etc...という少し強迫じみた観念が
まかりとおっています。それはそれでよいのですが、写真家の意図がまるわかりだったり、
あまりにも抒情的だったりすると、見ていて飽きるし、疲れることさえあります。
Photographsの写真はどれも被写体と一定の距離をおいていて、しかもその被写体が何一つ
主張しない。
そんなところがホッとするのです。
少し、疲れているのかな?
久々に買いたくなった写真集でした。