池だとか淵に棲んでいるヌシってモノに憧れます。
これはきっと少年時代にハマった釣りマンガ「釣りキチ三平」のせいでしょう。
三日月湖の大鯉、O池のタキタロウとか、様々なヌシと三平が対決します。
対決はたいてい、決着せずに終わり、地球の割れ目とかに謎のまま姿を消し、
それがまたロマンをかきたてるのです。
井の頭公園池のヌシは間違いなくこの黄色い魚でしょう。
数年前からいついていて1メートルはゆうに越えていて、黄色いので、いつ行っても
たいてい見つけられます。
ふつうの鯉の2倍の大きさがあります。
体型からして中国大陸からわたってきた草魚、レンギョの一種だと思います。
普通は鯉やフナと同じような体色なので、このヌシは突然変異種(アルビノ)だと思います。
戦前、食糧増産のために大陸から日本に持ち込まれましたが、流れのある大河でしか生息できない
ため、日本では利根川以外に根づかなかったと聞いています。
閉鎖領域である井の頭公園池になぜ中国の大魚がいるのか?それも成長が困難だとされる
アルビノ種がなぜこれだけ大きく育ったのか?
なぞは深まるばかりです。