昨日は子供と一緒に青山に行き、時代の変曲点を見た気がしました。
いささかおおげさな書き出しですが、しばしお付き合いを。<(_ _)>
ホンダの「タッチ ザ ワールド」という社会活動の企画で、内容は各国大使館の協力を得て、いろいろな国の文化を楽しみながら学び交流を深めるためのイベントです。
ホンダにはさりげなーく、オデッセイとかを展示しておいて、さりげなーく売り上げにつなげるという意図もあるみたいです(笑)。
コロンビア、スイス、エジプト、カザフスタンが出展し、食べ物、民族舞踊 etc...を楽しみました。
以上、"楽しかった"、チャンチャンでこの記事を終わろうとしたのですが、帰宅後、写真を見ていてあることに気づき大変驚きました。
↓の写真はオープニングセレモニーで各国大使館の方々が舞台で紹介されているところです。
ホンダの企画らしく有名なASIMOくんが、紹介をおこなっています。
PENTAX *ist Ds w/ Tamron 28-300mm F3.5-6.3 Zoom
大使館の人たちのASIMOくんへの視線を見ていて気づきませんか?
この眼差しは、ヒトがモノに投げかける視線ではありません。
赤ちゃんやこども、小動物などの「生命」に対して見せる眼差しを機械に過ぎないASIMOくんに見せてます。
瀬名 秀明「あしたのロボット」、映画「アイ、ロボット」、アニメ「攻殻機動隊」などで生命と機械の区別が不明確になっていく世界が描かれています。
ASIMOくんの違和感のないスムースでかわいらしい動作は研究開発の賜物ですが、単なる技術革新にとどまらず、それがヒトの心に与える影響の大きさに驚きました。