この写真展はすっごくいいと思いつつも、実は今日でおしまいなので紹介するのは気がひけるのですが、やっぱりよかったのでメモしておきます。
この写真展はボクの勤務先の品川で開かれていたこともあり、3,4回見にいきました。
ロンドンの街の写真なのですが、人が一人も写っておらず、どちらかと言えば陰鬱なトーンは「静かさ」と「孤独」を感じさせ、仕事でバタバタしている自分には、それがなんとも心地よく、時間があれば見に行ったわけなのでした。
今日はたまたま、作家が在廊しており、いろいろ話が聞けて大変よかったのでした。
以前、この作家の作品を見たことがある気がしていてそれを聞いてみるとまさにピンポーンでした。
その当時の作品はポルトガルの明るいオレンジ色の光を捉えた作品だったのですが、今回のはずいぶん印象が違うと聞くと、
「前回は光を、今回は影をテーマにしました」とのこと。
なーるほど。
当たり前ですが、作品意図が違えばアウトプットとしての写真も当然違います。
ボクは入り口、左面にあった絵画のような、鉄道を撮った作品と右面のブルーの写真群がお気に入りでした。
この作家の作品は今後も楽しみです。