このシリーズ最後はライフのSTENOGRAPHERS' NOTE BOOKです。
ステノグラファーというのは速記官や速記者を意味していて、つまりはできるだけ早く大量に文字を書く人たちのためのノートということです。
ステノグラファー用のノートを出しているのはライフのほかにマルマンや米国MEAD社があります。
ステノグラファー用ノートの特徴は3つあります。
ひとつはA5サイズであること。
ふたつめは縦型リングノートであることです。ボクはリングノートというのが苦手であまり買ったことがありません。一般的に売られている横型リングノートは書いているうちに右手がリングにあたるような気がして落ち着かないのです(ボクは右利きです)。
ところが縦型リングだと、上面を使わない限りは手がリングにあたることはありません。ちょっともったいない気がしますが、縦型リングノートだとそういう使い方もかっこよく見えるように思えます(^^♪
みっつめはステノグラファーノートは横罫線の用紙なんですが、なぜか中央に一本だけ縦線が入っているのです。
つまりA5用紙を左右で分割しているようなデザインです。
なんでこーなのかいろいろ調べたのですが、理由はわかりませんでした。
頭に浮かんだのは、速記官が議事を記録するとき、縦線の左半分に猛スピードで書いていくと思います。その際、A5の半分くらいの長さが、手のひらの移動距離が少なくもっとも高速に文字を記述できるのではないでしょうか?(根拠はありませんが)。
そして会議が終わった後に、右半分に清書していくという使い方を想定しているのかもしれません。
ところで、マルマンやMEADは上記のようなステノグラファー仕様のステノグラファーノートしか(変な日本語)販売していないのですが、ライフはそのデザインに加え、方眼と横罫線モデルを出しています。
ボクが使ってみたのは横罫線モデルで、これがとてもよいのです♪
まず表紙がレトロデザインでかっこいいし、紙が厚手で万年筆インクとの相性がいい上、リングなので紙の平坦度が一般の綴じノートに比べて非常に高く書きやすいのです。もしかしたらライフのフラッグシップ、ノーブルノートより書きやすいかもしれません。
ただ、玉にキズなのは、滅多に売っておらず、私の知る限り、ネットの他は都内では丸の内の丸善くらいにしかありませんでした。
せっかくお気に入りを見つけたのに、あまり売れずにディスコンになるのは困るのでたくさんの方に使っていただきたいと思ってます♪