先日、アマゾンで万年筆を生まれて初めて買いました。
会社で万年筆でメモをとっている人がいたので真似したくなったのです。
万年筆といえば二つの思い出があります。
ひとつはエボナイトを使った理科の実験で先生がおっしゃった、エボナイトは万年筆の軸などに使われる、という言葉です。なぜ”えぼ”が”ナイト”なんだろうと頭の悪い疑問がずっと頭の中を渦巻いていたのを覚えています。
今ならWikipediaで一発で調べられるのに...
もうひとつの思い出は中学に入学する春に、中一時代だか中一コースといった名前の学習雑誌の付録で万年筆がついてきました。
ペン先は金メッキされていてノートに書くとゴツゴツした感触だったのを覚えています。
ペン先を正面に向けて勢いよく振るとインクが飛び出すことがわかり友達と掛け合いっこして遊んでいるうちに壊れちゃいました(笑)。所詮、猫に小判だったわけです。
さて、買った万年筆ですが、モンブランとかペリカンなどの高級ブランドではなくドイツLAMY社のSAFARIという普及版です。安くて使いやすくておしゃれで、ドイツの大学生のほとんどが持っているということでした。
万年筆で書くと字が上手に見えると言われますが、ボクの場合はまったくそれはありませんでした(笑)。
ただ、書いた後の字を見ると字に濃淡があるのがはっきりわかり、その時の力の入れ加減、気持ちの入り加減がよくわかるので、自分の字に愛着がでるというか、他の筆記具とは違った満足感が得られます。
ゴツゴツする感触と書きましたがLAMY SAFRIも同じでした。このゴツゴツ感が心地よく、紙に字を丹精込めて”彫って”いる気持ちになります。
この感触は中毒性で街を歩いているとき”ああ~ 万年筆でかきたいなぁ~”と禁断症状がでるほどです(笑)。
こんなにいいものならもっと早くから使っていればよかったと思いました。
ただ、すべてがHappyだったわけでなく、一つ問題が起こりました。
それはまた次回かきます。