渋谷駅前の横断歩道を渡ったら、両岸をこんくりで固められた大峡谷が見えました。
帰宅して調べたら渋谷川という名前で、水源および流域のほとんどを渋谷の街の発展に
ともない暗渠化されてしまったという悲しい歴史の川です。
ボクは取引先の会議室で写真家・畠山直哉の「渋谷川」を見たことを思い出しました。
会議をしながら頭の片隅でこの写真はなんなんだろうと考えていました。
暗い画面にキラキラ光る粒子があるその写真は天体写真だと思いましたが、会議後、
解説を読んで、渋谷川という”ドブ川”を写したものだとわかり驚愕しました。
どんなものも見方によって美しくも醜くもなるもんだと思いました。